これは、約2カ月ぶりの安値となります。債務上限を巡る不透明感が引き続き重荷となりましたが、一方で画像処理半導体(GPU)のエヌビディアが急騰し、ハイテク関連銘柄に買いが入ったため、一部の銘柄が株価を支えました。
あわせて、政府と野党・共和党の間で債務上限をめぐる協議が続いており、大手格付け会社のフィッチ・レーティングスが米国の信用格付けの見通しを「ネガティブ」としたことも、株価の下落を引き起こしました。米政府の資金繰り策が行き詰まる「Xデー」が近づいており、投資家が交渉の進展を見極めたいと考えたため、株価は一時200ドルを超える下落幅を記録しました。