岡山県立和気閑谷高校が県外から女子生徒を受け入れるため、和気町が女子寮として、町営の「和気鵜飼谷温泉」を活用することを検討しています。和気閑谷高校は、2018年度から県外の生徒を募集しているものの、生徒は思うように集まらず、今回の取り組みは、気軽に入学できる環境を整えることで、高校の魅力を知ってもらうことを目指しています。
和気閑谷高校は町内唯一の高校であり、入学者が定員を下回る状況が続いています。町はこのままでは廃校になる可能性があるため、女子寮の設置に着手し、男子寮もすでに設置されています。
女子寮はなく、県外からの女子生徒は、電車通学や下宿を利用していたため、町は暫定的に和気鵜飼谷温泉を女子寮として利用することにしました。女子寮は、洋室（約24平方メートル）を2部屋使い、最大4人を受け入れる予定です。部屋は中央で二つに仕切ることで、1人部屋に改装され、机やクローゼットが設置されるほか、インターネット環境も整えられる予定です。また、大浴場やレストランも使えるよう、検討されています。女子寮の整備費用には、1051万円が計上される予定です。
