新型コロナウイルス対策で使用されているサーマルカメラが、個人情報保護法に違反する可能性がある漏えい事例が報じられました。中古品としてネット上のフリーマーケットで販売されたサーマルカメラから、使用された顔画像が流出しているというものです。報道された例では、1台あたり1000点近い画像が見つかりました。サーマルカメラの業界団体は、個人情報をきちんと消去してほしいと注意を呼びかけています。
報道された例には、工事現場や葬儀場に設置されたサーマルカメラから、多数の顔画像が保管されていたというものがありました。このうち、1台のパソコンには910点の画像が表示され、もう1台からは800点の画像が見つかりました。発熱者を検索して探し出すこともできたということです。