沖縄県・宮古島沖で4月に発生した自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60JA」の墜落事故に関して、事故の直前にエンジンの出力が急激に低下していたことが関係者への取材で明らかになりました。このヘリコプターのフライトレコーダーから得られた音声記録には、機長と副操縦士がエンジンの異常音に気づいており、警報音が鳴り響く中で高度を維持しようとしている様子が残されていたと報じられています。また、操縦席からの対応を求められた隊員が「はい」と応答した音声も記録されていました。墜落直前に「あっ」という声を最後に音声が途絶えたとされており、事故は機体の不具合が原因である可能性が高くなっています。自衛隊は事故原因を徹底的に調査し、同様の事故の再発防止に努めることが求められます。