弁理士とは、知的財産権に関する業務を行う国家資格者であり、特許権、商標権、意匠権などの出願手続き代理業務や取消・無効審判、異議申立て手続き代理業務を担当します。弁理士法に基づいて行われる八士業の一つで、日本では法務省において八士登録をされた者が弁理士業を行っています。
弁理士は、優れた技術やクリエイティブなアイデアを特許化し、商標や意匠を正式に登録するための出願手続きを行います。また、知的財産権の侵害や訴訟など、法的なトラブルにも対応することがあります。近年、知的財産権に関するニーズの多様化に応じて、ライセンス契約の交渉や仲裁手続きの代理、外国出願関連業務など、知的財産分野全般に渡るサービスの提供も行われています。
弁理士は、知的財産の価値を最大限に引き出し、クライアントの知的財産権を保護することを任務としています。知的財産の重要性が増し、グローバルなビジネス展開が進む現代において、弁理士の役割はますます重要になっています。
総合得点の満点に対して65%の得点を基準として、論文式筆記試験及び口述試験を適正に行う視点から工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。ただし、科目別の合格基準を下回る科目が一つもないこと。なお、科目別合格基準は各科目の満点の40%を原則とする。