報道によると、歌舞伎俳優の市川猿之助の両親が向精神薬の中毒死により亡くなったと伝えられています。向精神薬は、一般的に処方される睡眠薬や抗不安薬の致死量は数十錠~数百錠以上とされていますが、高齢者や肝機能の低下した人では、少量でも命にかかわることがあります。ただし、最近ではハルシオンやセルシン、デパスなどの向精神薬は、一度に多量が処方されることを防ぐために制限がされており、このような薬剤が原因で死亡することは滅多にありません。医療ジャーナリストの吉澤恵理氏によると、向精神薬のみで死亡する例は医療現場でも稀であるとのことです。