インバウンド市場が回復してきた昨秋以降、日本においては体験型のコト消費が注目されています。これまでのような爆買いのピーク期に比べ、今後はコト消費の需要拡大が期待されており、その需要に応える形で高付加価値型のツアーやメニューが次々と登場しています。
例えば、和歌山県高野山では、宿坊「恵光院」での写経や阿字観、精進料理、奥之院のナイトツアーをセットにしたインバウンド向けのツアーがこの春からスタートしています。このような体験型のコト消費は、訪日外国人にとって、日本ならではの文化や伝統を直接体験できるものであり、今後もコト消費が拡大する中で需要が高まっていくと考えられます。