理化学研究所において、10年を超える有期雇用を認めない「10年ルール」により、97人の研究者や技術職員が雇い止めにあったことが報じられました。このように有期雇用が続くと雇い止めになる可能性があることが懸念されており、この問題が初めて公表されました。
有期雇用の研究者が通算10年を超えると、無期契約に転換されることが法律で求められていますが、実際には人件費削減を目的に、10年に近づくと契約が打ち切られるケースが多く見られます。理化学研究所でも、通算10年にあたる研究者が203人いることが判明していました。