大阪・北新地の「クラブ藤崎」でママを務める藤崎まり子さんは、2020年3月に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさんと接触しておらず、感染していなかったにもかかわらず、ネット上に「銀座で開かれた志村さんの誕生日パーティーに参加した藤崎ママが感染させた」とのデマゴーグ記事が拡散されました。このデマゴーグ記事が拡散された後、藤崎さんのSNSに非難の投稿が殺到する事態となっています。
藤崎さんは正当化に追われる日々から脱するため、デマゴーグを発信した人々の情報を開示し示談を求める訴訟手続きを進めてきました。情報開示に応じた約40人のうち、26人について藤崎さんは提訴し、彼らがデマゴーグ記事の拡散に関与したことで藤崎さんに大きな損害が生じたことを主張しています。
これに対して、被告側はデマゴーグ拡散について責任を問われるべきではないと反論しましたが、今月13日付で藤崎さん側から提訴されました。デマゴーグが周りに広まることで、藤崎さんが誹謗中傷にさらされ、公民権が侵害されたと主張しているとのことです