2022年6月、ある男性は帰宅途中に車のバッテリーが上がり、レッカー移動を頼むために業者に連絡しました。割安な業者をネットで見つけて依頼しましたが、現場で提示された請求額はおよそ30万円でした。男性は「あり得ない」と不信感を持ちました。さらに、レッカー移動を依頼したはずなのに業者は移動をせず、男性に自分で手配するように告げました。男性は車を放置できず、30万円を払って別の業者にレッカー移動を依頼しました。
業者が提示した請求書には、基本料金の3480円に加えて、「交通誘導費」2万円、「作業の片付け費」2万円、深夜や休日の割増し料金などが含まれていました。男性は「ここまで高額になるとは思っていなかった。どう生活していこうかと思った」と語っています。
3月17日、男性に高額請求をしたとされる斉藤竜也容疑者(推定)(42歳)が身柄拘束されました。斉藤容疑者(推定)は、特商法違反の疑いで、車のバッテリー修理を依頼した大学生の女性からおよそ10万円を不当に請求していました。警察は、斉藤容疑者(推定)が「東海レッカーサービス」や「カーレスキュー東海」という屋号でロードサービスを行っており、総額300万円以上の余罪があるとみています。