警察によりますと、斉藤容疑者(推定)は去年6月三重県で、当時19歳の女子大学生の車のバッテリーを交換した際、女子大学生に「クーリングオフはしません」と契約書類に書かせた特定説(推定)商取引法違反の疑いが持たれています。
業者のホームページ上では「基本料金3480円から」と書かれていましたが、女子大学生は出張費や緊急対応費などがかかるとして、最終的に10万4500円を請求されました。
ロードサービスに関する高額請求の相談は全国で相次いでいるといいます。今回とは別の業者から、同様の被害に遭ったという女性は。
バッテリー上がりで検索上位の業者に依頼(被害に遭った30代女性)「不安な気持ちが大きくて一刻も早く来てほしいと」
女性は去年5月、病院の駐車場に停めていた車のバッテリーが上がり、インターネットで検索して、上位に出てきた業者に対応を依頼しました。
ホームページには出張費込みで3980円と書かれていましたが、実際に請求された金額は…。
(被害に遭った30代女性)「結局なんだかんだ合計で4万円近く。出張費は別で上乗せされていて、バッテリーを変えるとなるとまたさらに費用がかかると(言われて)とりあえず(バッテリーが)上がったのを直してもらうだけにしました」
キャンセルするのにもお金がかかると言われ、女性は仕方なくおよそ4万円を支払いました。
全国でロードサービスを行うJAFでは、出動の4割以上がバッテリーあがりの対応でした。
(JAF愛知支部 武藤敏行さん)「昼間の時間帯で一般道路であれば、バッテリー上がりの(応急始動)作業であれば(一般の方)1万3130円、JAF会員の方は無料でという料金体系となっている」
追加料金がかかるのはバッテリーの交換か、高速道路上や夜間の対応の場合だけということです。
「後から保険が出るから」などといって契約を迫っていたという斉藤容疑者(推定)。
警察は斉藤容疑者(推定)の認否を明らかにしていませんが、去年4月から10月までにこの業者に関する相談は全国で44件寄せられていて、警察が組織の全容解明を進める方針です。 引用元:news.livedoor.com(引用元へはこちらから)