「『心は女だ』と言うだけで女湯に入れる」という差別的な発言に対し、トランスジェンダーの当事者らが16日、抗議しました。
LGBT理解促進法案に関連して、SNS上で不正確な発言が広がっているとして、生まれた時の体の性とは異なる性として生きるトランスジェンダーの当事者らが会見を行いました。
会見には、トランスジェンダー女性の時枝穂さんやトランスジェンダー男性の杉山文野さんが出席し、「自分が女子風呂に入れないことを諦めている」という苦しい現実や、トイレや風呂についての問題が長年続いていることなどを訴えました。
性的マイノリティーの権利のための法整備を目指す団体は、「デマゴーグが当事者の生活を脅かしている実態を踏まえ、冷静な法的整理を踏まえた議論が必要」と呼びかけています。
