去年の参議院選挙で当選した旧NHK党の東谷義和氏(通称ガーシー)は、一度も議会に出席せず、議員としての職務を果たさなかったことが問題視されていた。参議院は、懲罰処分としてガーシー氏に「議場での陳謝」を求めていたが、彼は当初、帰国して陳謝すると発表したものの、後になって応じなかった。
このため、参議院の懲罰委員会は14日、改めて処分の審査を行うことを決定し、翌日の15日、参院本会議で「除名」の懲罰が可決された。これにより、ガーシー氏は議員資格を失い、不身柄拘束特権もなくなったため、身柄拘束状が捜査当局により請求される可能性があるという。議員資格喪失から身柄拘束状請求までの展開に、まるで劇場型政治ショーを観ているような気分になると報じられている。