政治団体「女子48党」(旧称:NHK党)の参議院議員であるガーシー氏(本名・東谷義和、51歳)に対し、参議院懲罰委員会(委員長:鈴木宗男氏)は、除名とする懲罰案を全会一致で可決した。この日はガーシー氏が自身の代理人として、同党の参議院議員である浜田聡氏(45歳)が弁明に立った。浜田氏は、「除名は憲法違反であり、国民の人権侵害だ。罷免されるべきだ」と主張し、最後にはガーシー氏が関西弁を交えて行った弁明を、約10分間代読した。
その後、ガーシー氏は、「除名が課せられた場合、私が30万人近くに公約したことは、たった160人(参議院定数の3分の2に相当)の意見で反故にされることになる。私も票を入れてくれた有権者に謝罪するが、あなた方も私に票を入れた有権者に謝罪して欲しい。これは筋が通った話だ。民意を無視し、たった160人の意見だけで30万人の民意を踏みにじるのはおかしい」と指摘した。
さらに、ガーシー氏は、「今後も私のような人物が立候補することがあるだろう。あなたたちは、私たちのような人物を排除するために、立候補の段階でちゃんと対策を講じてほしい。当選してからごちゃごちゃ言うのは筋が通らない。名札を上げて直帰する議員、居眠りしている議員、私と同じように一度も登院していない議員にも懲罰を科すことを望む」と強調した。