奈良市のマイナンバーカード交付業務を担当する会計年度任用職員、武田詩穂容疑者(推定)(30)が、市民に交付する予定のマイナンバーカードを盗んだ疑いで身柄拘束された。警察の調べによると、武田容疑者(推定)は2021年11月から2023年2月の間に、1枚のマイナンバーカードを盗んだ疑いがあるという。
武田容疑者(推定)は、「職場の人が困っているときに、誰も助けてくれずに自分だけが苦労していると感じ、怒りから職場の人を困らせることを考えた」と話しており、市の聞き取りには、「自宅でハサミでカードを切って廃棄した」とも話したという。市は、窓口に防犯カメラを増設するなどして、再発防止に努めるとしている。