愛知県北名古屋市在住のパート従業員である68歳の女性が、島根県大田市大森町にある石見銀山遺跡内の羅漢町橋付近で、3月8日午後3時40分頃、観光中に銀山川に転落し、亡くなった。女性は、腐食した木製の防護柵にもたれかかっていたところ、柵が折れ、高さ3.9メートル下の川に落ちたと見られる。
大田市や大田署によると、防護柵は横約3メートル、高さ約0.8メートルであり、橋の欄干とほぼ直角に位置しており、2009年に設置されたものであった。市は、2021年4月に住民から腐食の報告を受けた後、注意喚起のためにコーンを置き、柱と柵にロープをくくり付けるなどの対応を取っていた。この柵は、2023年度内に修繕する予定であった。
